こんにちは。孝太です。
現在興味を持っている松の品種について言及しておこうと思う。
もともと、植物で面白いと興味をそそられるのは、大きいものや食べられるもの、絶滅危惧種や希少種のような珍しい品種などである。
松でいうと、大きい松毬の生る種類や実が食用となっているものなどに興味がある。大きい松毬の種類や食用の種類は、初めの松毬が実るまでに数年はかかるであろうし、また、世界最大種程の大きさとなると実が生っても成長して熟すまでに相当の長期間がかかるのではないかと推測する。実現までは長期戦となることが容易に予測できるが、今のところ、興味を持っている品種を以下に羅列してみる。
主にサイズが大きいものや珍しいものは以下の通り。
・長実松、シュガーパイン、Sugar pine、Pinus lambertiana
世界最大の松毬を持つ種類の一つで、世界で一番長い松毬がなる種類である。シュガーパインという名からも推測できるが、採取した樹液から甘いシロップを作ることができるようだ。サトウカエデと共に少し大きな計画で興味のあるところだが、まずは、松毬が生っているところを見てみたい。長実松、ナガミマツ、シュガーパインなどと呼ばれている。
・大実松、シシマツ、Pinus coulteri
世界最大の種類の一つで、世界で一番思い松毬ができる種類である。北米の南の方から南米にかけての温かい地域が主な植生地のようだ。大実松、オオミマツ、獅子松、シシマツ、ビックコーンパイン、コルターコーン、コルターパインなどと呼ばれている。
・朝鮮五葉、Pinus koraiensis
日本でよく食用で口に運ばれるのはこの朝鮮五葉の実ということである。名前から、大陸方面の品種であることが分かる。実が大きくなったのち毬の開かない緑のうちから収穫し、追熟のようなことをして毬が開いたら種を採取するというような方法らしい。食用になる種類は、松毬も大きい。
・トーリーパイン
アメリカの品種のようで、現地で昔から食用にされてきた種類ということである。アメリカにトーリーパインがたくさん生えている公園の地区があるらしい。
・マキシマルティネッツィ、Pinus maximartinezii
南米の種ということで、現地では、松毬落下注意報なるものがでるという噂がある。イメージとしては、ココナッツ落下注意報のようなものか。それほど巨大な松毬がなるのだろう。
・大王松、Long leaf pine、 Pinus palustris
日本でもたまに見かけるが、五葉の種類で、大きな葉と大きな松毬が特徴的だ。
朝鮮五葉に加え、特に松の実を食用となるもので興味のあるのは以下の通り。
・イタリア笠松、Pinus pinea
ヨーロッパの種類ということである。
・チルゴザ松、Pinus gerardiana
ヒマラヤの種類で、これも大きい実が生る様子である。
・ピニョン松、Pinus edulis
北米の種類で、インディアンが食用にしていたということである。
・アメリカヒトバ(一葉)松、Pinus monophylia
北米の種類ということである。
・メキシコ松、Pinus cembroides
名前からわかるがメキシコの種類ということである。
上記の他には、日本では一般的な赤松や黒松にも少し興味はあるが、逆に特殊なシチュエーションになると思う。赤松は赤松自体というよりは、松茸山に関わる機会があれば関わることになると思う。また、黒松は、盆栽的なものだろう。カラマツやトドマツは本州でも長野以北などの寒い地域や北海道くらいに行くことになって広大な土地に関わる機会があれば興味が出るかもしれない。
いずにせよ、松は育成条件の維持も難しく、時間がかかるので、超長期的な計画となると思う。品種の研究から始め気長に取り組むつもりだ。