オレサマアイランド計画

室内で生き残ったジャイアントバンブーの幼苗



こんにちは。孝太です。

昨シーズンに種から育てるチャレンジで発芽に成功していたジャイアントバンブーの幼苗のうち3鉢がかろうじて生き残りに成功した。



ジャイアントバンブーは秋口の寒気で少し弱りかけていたものを冬の観察のシーズンに入った際に室内に持ち込み冬越しに挑戦することになった。

室内では簡単な囲いに入れ温度と湿度をある程度一定に保てるように工夫していた。室内の簡単な囲いとはスチールラックにプラダンで囲いを作った非常に簡単なものだ。

室内に持ち込んだ当初は新しいシュートを出すなど室内の環境が合っていた様に見受けられ、更に、環境に柔軟に対応ながら形状を変えてくる姿に感動を覚えた記憶がある。

その後、非常にゆっくりなペースではあったが背丈と葉を伸ばしてきていた。

途中、一株だけスペースの都合で囲いの外に出したところ、すぐに葉が茶色く変色して枯れてしまうかもしれないと思われる事態に陥ったが、気づいてからすぐに囲いの中に戻したところいくつか生えてきていた棹の中で葉が青かった一本の棹だけがかろうじて生き残ってくれたようで何とか冬を越すことができた。


室内で冬を越した世界最大の竹ジャイアントバンブーの幼苗


囲いの中の株も管理が悪い時期があり多くの株を失ってしまったが、結果としてはジャイアントバンブーについては3鉢が冬を越してくれた。管理の悪い時期がなければもう少し生き残ってもらうことができたと思っているが、まずは結果を受け入れて、無事に冬を越してくれた株があったことを喜んでおこうと思っている。

冬の観察期間中にすべての株の様子がおかしくなった時期が数度あったので、改めて発芽からチャレンジできるように念のため種子を仕入れ直していた。この夏のシーズン2の間に改めて発芽に挑戦してみようかとも思っているが予定は未定。

不幸中の幸いで、冬の観察中にいろいろとヒントを得ることができた。また、世界最大のバンブーの種類で竹の中でも少し特殊な品種だからかあまり育成記録を見ない中で、暑い地域の植物にもかかわらず冬越しが可能ということが分かったので自分の中では大きく一歩前進したと手前味噌で手ごたえを感じているところ。

本当は早く地植えの道を歩ませてあげたいと思っているが、現実はなかなか思うようにいかないのが世の常である。