こんにちは。孝太です。
冬を越してから急激に弱っていた島バナナが新しい葉を出してきているのを発見した。
冬越しは何とか成功したが、陽気が良くなってきたので外に出したところ、見るからに急激に弱ってきていた。
室内に置いてあるうちはしゃんとしていた葉だったが、屋外に出したとたんにしんなりとうなだれ、色も全体的に黄色くなってきてしまっていた。一部は茶色になりかけている部分もある。
この時間をかけて弱っていく様子に見られる兆候は、冬の観察中に枯れてしまった予備の株の様子によく似ていた。
日に当たっているのが悪いとも思えず、水も切らしていなかった。そこで、遅効性の肥料を少し施してみることにした。
このままでは残念ながら枯れてしまうかもしれないと、どこか腹をくくっていたところもあるが、ここへきて新しい葉が伸びあがってきているのが見えて少し驚いた。
株全体の印象としては依然としてシナシナなので枯れていく方向性が濃厚だと感じるが、新しい葉を出す体力があるということはまだ希望があるのかもしれないという思いもある。
ただ、打てる手が今のところ水を切らさないこと以外思いつかないので、このまま慎重に観察を続けることにしようと思っている。
もう、沖縄で食べた美味しい島バナナの実のことなど頭の中では程遠いことのような気がする。食べたのは遠い昔、実を見ることができるかどうかも分からない遠い未来。
そんな感じで今の状況だと実を見るなどということことまでは全く想像が付かない段階であるが、少なくとも種の根絶をしないようにギリギリまでダメもとで頑張ってみようと思い直しているところ。