イチジク, 冬の観察, 果樹, 植物観察ノート

調子がいいイチジク

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こんにちは。孝太です。

どうも室内組に仲間入りしているイチジクの葉の調子が良くなっている雰囲気がある。



冬の観察用に屋内に持ち込んでいたイチジクの株の葉で、既に屋外で成長していた葉はところどころ傷んでおり先行きが心配されるほどだったが、近頃育ってきていたと思しき葉は艶もよくピンピンしている。

新しい芽も生えてきているような様子がある。


元気な雰囲気を取り戻してきたイチジクの葉

小さい株なので今はまだ幼い葉だが雰囲気は徐々に力強くなってきている。

あと数枚出てくれば馴染み深い切れ込みのあるイチジクらしい葉になるに違いないと希望的観測をしている。

イチジクはある程度大きくなって根を張れば生命力旺盛な植物だが、小さい弱い苗のうちはやはりあらゆる環境の変化に敏感なのがよく分かる。

この調子で冬の時期にある程度株が育ってくれれば夏のシーズンの成長に期待が持てるような気がする。

今のところ小さいポリポットに入れてあるので株が大きくなりそうならば鉢のサイズアップをしてあげないといけないかもしれないと妄想が膨らむ。

この夏に始めたイチジクを種子から育てるチャレンジは、バナーネの話題をきっかけに数種類の発芽に成功してきた。

残念ながら発芽しなかったものも多くあったが幸運なことに品種がある程度わかりやすい種類だけが発芽に漕ぎつけた。

発芽に成功して株が今のところ残っているのは、以下の4種。

・ロングドートLONGUE D’AOUTは、黄色~緑の大きな実がなる品種で近頃は日本でも人気が出てきており、バナーネ、バナッチ、バナナクイーン、ヨーロピアンスターなどの別称がある。

・カラブリーズロングCALABREASE LONGは、ロングドートと同じ地方から送られてきたものでロングドートと同種か近似種と推測している。

・ベローネNoire de Belloneは、バナーネとの違いを見たいので手に入れたもので今回唯一の矮性種Dwarfである。

・ホワイトハニーWhite Honey Figのみは詳細の品種の特定は難しく、ハニーフィグという名称は恐らく在来種のようなエアルームHeirloomの品種群の総称と推測している。

上記4種のうち大量に発芽し苗も大量に生き残っているのがホワイトハニーだった。

他3種はほどほどの発芽だったので数株づつしか残っていない。

第一弾として調子の良さそうなものだけを適当にピックアップして室内に持ち込んだが、チェックしてみるとほとんどがホワイトハニーだった。

株を室内に移動して調子が良くなるところを見ると他の品種の株も室内に持ち込めば元気に成長を続けてくれるかもしれないという淡い期待に胸を躍らされる。

また変な情のようなものに突き動かされ、外に放置している苗も選別して可能性のありそうなものは室内に持ち込んでみようかと企んでいるところ。