こんにちは。孝太です。
今回はイチジクの品種について少し考えてみたいと思う。
最終的に重視する点は、大きい、甘い、育てやすい、珍しいというようなことだ。
イチジクについては、日本で育てられる品種かどうかという大前提がある。
原種に近い種類のものにはイチジクコバチの存在が必要な系統がある。それらを除外すると、サンペドロ系という系統の夏果用とノーマル系の春秋果用のもの用という条件が必須となる。
4つの系統について概略的に触れておく。カブリ系やスミルナ系はイチジクコバチの存在が必要となるので除外。サンペドロ系は夏果は無受粉でも結実するが、秋果実は受粉が必要となり不可能ということなので良い品種以外は除外となる。ノーマル系は、無受粉でも結実するということなのでこの系統が主な選択肢となる。
果実の大きさ、甘さ、育てやすさ(収穫量、裂果度、腐食耐性、耐寒性など)などを総合的に見てみると、ビオドーフィン、バローネ、セレストなどが目に付く。特にバローネはイチジクの中でも最大種ということで興味深い。
他に、バナーネ、バナナクイーンという種類が市場に出回っているが、バローネと同種と扱われているところと、別種であるという意見と分かれている。
鉢植えのバナーネ
品種のリストやイチジクの特性などの詳細はインターネット上でいくらでも見ることができるのでここでは割愛させていただきたいと思う。
上記の品種と特性はそこまで突出していないが手に入りやすそうな品種にアンテナを立てておきたいと思う。