タラノキ, 冬の観察, 植物観察ノート

動き出した天然のタラノキ

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こんにちは。孝太です。

昨シーズンの夏、早い段階で紅葉した後に枝葉がすべて落ち、地上部が全く枯れたようになってしまっていたタラノキから何かが伸びてきた。



タラノキは山とアウトドアのコーナーで観察を始めていたが、未だ妄想的な部分が多いのでこちらのコーナーで一旦引き取ることにした。

今手元に残っているタラノキについては、以前、根を仕入れて根伏せで発芽に挑戦し無事発芽に成功したものが未だに生き残っている。

育てている鉢やプランターが小さいので地上部が伸びてきても株自体は小さいままだが何とか生き延びていてくれている。

昨シーズンは、夏の早い段階で紅葉して枝葉が落ちてしまい、地上部は何もなくなり枯れたようになってしまっていた。

近頃、春の陽気を感じるようになってきたからか、地上部に何かが伸びてきているのが分かる。


地上部に何か伸びてきたタラノキ


当初、仕入れた品種は棘のある天然種の雌雄の株と棘がなくふかし栽培に使うことができる新駒の2種だった。いくつかは里子に出てしまったので残っている株の数は少ない。また、天然物の雄雌については今のところ分からない。メスのタラの芽の方がふっくらとしていておいしいらしい。

今のところこの天然種の地上に伸びてきた部分を見るとタラノキの特徴的な外見ではない。おいしそうかどうかというような観点から見てみるとこの株は固そうなのでオスなのかもしれないとも思ってみたりするが確証はまったくない。外見的には先端が鉛筆の様に尖っているが少し色が瑞々しく変わっているので、先端部分はいずれ葉の新芽になるのかと想像している。

上に向かって伸びているのでまだまだ背は伸びるだろうと予測しているが、例年通り小さい株のまま推移するものと思われる。

地上部がなくなっているときには一見枯れてしまったように感じられ心配な部分もあったが春になるとニョキニョキと芽を伸ばしてくると生きていたことに安心する。地植えで大きな株に育てば地上部がすべて枯れるということはないのかもしれないが今のところは如何ともしがたい。できれば地植えで大きく育てるような環境に移してあげたいがなかなか思うようにいかないのが世の常である。

今年は少し肥料を与えて地上部だけでなく地下の根の部分も力強くなってもらい、強い株になってもらいたいと淡い妄想を膨らませているところ。