ジャイアントバンブー, 植物観察ノート

葉に毛が生えているジャイアントバンブー

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こんにちは。孝太です。

冬の観察の時期に屋外に残されているジャイアントバンブーの株の一部は風から守られる囲いに入れてある。



囲いというのは簡易な小さい温室のようなものだ。

風にさらされている株は弱り切っているように見えたが、囲いの中の株はまだ葉が生き生きとしている。

冬の時期の防風と防寒のための囲いとして使っている簡易温室のようなものは思ったよりも効果がある。


屋外の囲いで育つジャイアントバンブーの葉



冬の観察のために屋内に持ち込んだ株は背の高いシュートを出し始めた。

この囲いの中の株はそこまでではないらしいが依然として背の低い笹のような風体のまま葉を少しづつ伸ばしている。

ここの所じっくりと観察をしていると竹が種子から育つ過程でいくつかのステップがあるのだろうと感じさせる。発芽後にはジャイアントバンブーという名称には程遠い見てくれの背の低い小さい笹のようなものが伸びていた。屋内に持ち込んだ株は環境が良くなると周りの状況を探るようにシュートが出し始め、それが育ってくるとそれまでの背の低い風体と比べ真っすぐと伸びあがった背の高い小さい竹のような形状になってきた。屋外の株は未だに背の低い笹のような形状のままだ。

また、トマトなどは元気なものは至る所に毛が生えているが、この囲いの中のジャイアントバンブーの葉にも毛らしきものが見える。実のところは毛なのか傷んでいるのかは分からないが全体的に元気そうではある。

トマトの毛は水分を極力抑えると多くなるということでそういう状態がいい株の状態ということだが、もしかすると今の状況はジャイアントバンブーには若干水分不足な面があるのかもしれないとも思う。竹は水がたくさん必要なので少し管理面で考慮する必要があるような気がしてきた。

地植えをするには沖縄のガンガラーの谷にあるジャイアントバンブーの株を参考にすると肥沃で且つ水気の近くの方が良いような気がする。そんなことを考えているとできれば地植えの道を歩ませてあげたいと思うがなかなか思うようにいかないのが世の常である。

と妄想と試行錯誤をしながら観察を続けていきたいと思う。