イチジク, 夏の観察, 果樹, 植物観察ノート

イチジクバナーネの夏果の試食

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こんにちは。孝太です。

取り込んでしばらく放置されていたイチジクバナーネの夏果を試食してみることにした。



木で成熟しているのを発見したのですぐに室内に取り込んでおいた。

暫く放置してしまったが、思い立って試食してみることにした。

実の大きさは70g程度でさほど大きくない。風体は宣材にあるような細長く黄色のどっしりとした佇まいである。

香りはそれほど強くないが、包丁を入れてみるとうっすらとバナナのような甘い香りがした。

味は較的濃厚な甘みのある味わいだった。しっとりとしたイチジクらしい食感だったが、一方の実は完熟していなかったのか少しパサついている感触もあった。


イチジクバナーネの断面


イチジクバナーネの夏果は大きいことが特徴で、うまく育てると300グラムくらいになるということであったが、今回収穫した完熟果は70gと前評判には遠く及ばなかった。

地上部が復活してから初めての実ということや鉢が小さいので根の充実が進まなかったというこも原因としてあるかもしれないと思う。

イチジクバナーネは、バナッチ、ロングドート、カラブリーズロングなど同品種と思われる別称が多い。宣材を見ると風体が非常に似通っているので同品種だろうと予測させられる。また、出身地も同じように思われる。インターネット上でも不確実ながらそんなようなことを見て取ることができた。

今回の夏果は鉢の大きさや根の充実度に加え、初めての結実であったのでほどほどの成果だったのだろうと都合よく考えている。

鉢に比べて地上部が大きくなってきているので、常々思っている様にもう少し大きめの鉢か地植えの道を歩ませてあげたいと思うが、なかなか思うようにいかないのが世の常である。