ジャイアントバンブー, 夏の観察, 植物観察ノート

ジャイアントバンブーの第二形態再び

giantbamboo
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こんにちは。孝太です。

いつの間にかジャイアントバンブーが第二形態と思われるシュートを出してきていた。



今回の第二形態はスーッと伸びあがってきたシュートの先に周囲の環境の様子を窺う時に出てくる第一形態に似た葉が開いているように見える。

この形態はより最終形態に近い形でアンテナ張り、周囲の環境と株との相性をより正確に窺う段階のような気がする。

いずれにせよ少し特徴的な変化である。

giantbamboo
いつの間にか第二形態のシュートを出してきていたジャイアントバンブーの穂先


第一形態、第二形態などは、特に決められたものではなく、特徴的な変化の時に適当に自分なりに分かりやすくしながら勝手に分類して呼んでいるものである。

今までの観察を通じてジャイアントバンブーは成長の過程でいくつかの特徴的な形態を持っているように感じ、ある程度形態を分類しながら観察することは、一進一退を繰り返す生育状況を把握するのに都合がいいという面がある。

ジャイアントバンブーからしてみると、環境が合えば一日に4メートル延びることもあるという。

いくつもの角度の視点で慎重な確認を繰り返すのは、そういう爆発的な成長をするために環境的な間違いがあってはならないということが根底にあるのかもしれない。

本格的な成長の前の何段階にも渡る入念な事前調査のような印象が強い。

やはり世界最大の大きさになるような植物なので、その成長のためのシステムも間違いないステップを踏めるように長年の積み重ねの中で仕組まれてきたのかもしれない。

植物とは言え、言葉は分からないまでも、転ばぬ先の杖やダブルチェックというようなことの本質を知っているということのような気がした。