冬の観察, 山菜, 植物観察ノート, 行者ニンニク

脱皮する行者ニンニク

gyojyaninniku
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こんにちは。孝太です。

しばらく静かにしていた行者ニンニクであったが、いつの間にか蛇が脱皮しているような姿になってきているのが見えた。



行者ニンニクは、夏のシーズンの内に一旦地上部が枯れ果てたような状態になり、その後、再び小さい芽だけが地上に顔を出しているような姿になっていた。

度々様子を見ても一向に変化がなかったが、この時期になり、どういう訳か新しい葉が薄皮のような物を破ってきているのが見えた。

その姿はどことなく脱皮している蛇のようにも見える。

gyojyaninniku
脱皮しているように見える行者ニンニク


この行者ニンニクの株は数年前に偶然群馬あたりの道の駅で購入したもので、正式には何年生かは分からない。

いずれにせよ、根の部分は充実している様子があるので、結構過酷な状況に置かれているにもかかわらず何とか生き延びてきてくれている。

昨年の春頃には花をつけ種子も実ったが、株が枯れてしまうということはなかった。

竹は花が咲くと一斉に一族が枯れてしまう周期があるということだが、行者ニンニクの開花はそういうことでもなかったらしい。

これから少し寒さが厳しくなる可能性もあるが、相変わらず特にやれることもないので、雑草などを取り除き、そっと元の場所に戻しておいた。