イチジク, 果樹, 植物観察ノート

来春の準備のために膨らむイチジクバナーネの芽

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こんにちは。孝太です。

久しぶりに屋外に放置してあるイチジクバナーネの様子を見てみると、葉はすべて落ち来春の準備のための芽が膨らんでいた。



遠くから見るとイチジクバナーネの株は鉢に棒が刺さっているような風体だった。

昨年の初めはほとんど地上部がない状態だったが最終的に高さ7-80センチほどにまで背が伸び2つ結実した。

近くに寄ってみて見ると今年の葉はすべて落葉していたが株の先端近くには来春のための新しい芽がいくつかふっくらと膨らんでいるのが見えた。

着々と次の準備が進んでいる。


来春の準備を着々と進めていてくれたイチジクバナーネのふっくらと膨んだ芽



このイチジクバナーネは株の大きさだけ考えると、今年の初めにはほぼ根元からカットしていたものなので、思いの他結構な勢いで成長してくれたと思う。この勢いが見れたのは既に株自体は数年もので根がしっかりと張っていたからだと思う。

今年種子の発芽からチャレンジしている株は未だにとても小さく高さは5センチから大きくても10センチほどでやっとイチジクらしい葉が出てき始めたところだ。種子から育てると初めは米粒より小さい双葉から始まり、これも極小さい大葉のようなギザギザの本葉が出現し、出てくるたびに葉のサイズを大きくしながら数枚目からやっとイチジクらしい切れ込みのある葉がお目見えする。このイチジクバナーネはこのステップを既に終わらせていたので初めからイチジクらしい葉を出していた。

この様子だと次期のシーズンには結構な勢いで成長してくれるような気がする。

イチジクは生育が旺盛であっという間に大きくなる植物であるので、できれば地植えで実力をいかんなく発揮してもらいたいが現実はなかなか思うようにはいかないものだ。

春まではこのまま静かにじっとしていてもらい様子を見て鉢のサイズを大きくするくらいはできるかもしれない、などと、それでも妄想は膨らむ。