イチジク, 果樹, 植物観察ノート

イチジクの種子速報生えました

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こんにちは。孝太です。

イチジクの発芽率0%という愕然とした経緯にショックを受けながら、ひっそりと種子のその後の様子を見に行ってみた。



まずは、プラスチックバッグを使う方法のものを覗いた。

屋外に放置していたロングドートの袋を覗くと、なんと、ポツンと小さな双葉が見えた。

こ、これは、生えてるじゃん。発芽0%という状況を受けて溜まっていた不安とストレスが胸をなでおろす様に剥がれ去るのを感じた。

諦めずに粘ってよかった。そして、その感動もつかの間、いそいそと室内に持ち帰り状況を確認した。

結論から行くと、少ないながらもロングドート、カラブリーズロング、ホワイトハニー、ベローネが発芽していた。正確には発根のものもあった。

ここ数日のうちに芽生えたのだと思うが、基本的に同条件のまま屋外に放置していたのでどういう条件が効いたのかはあまりよくわからない。

強いて考えてみると、梅雨のような雨が降っていたことと気温が若干抑え気味だったことが特徴的な気候だ。そういえば、今朝地震もあった。

いつもの汎用的ガーミネーションテクニックとして試しているものはホワイトフィグだけ発芽していた。元気さ加減では汎用の方が生気があるように見える。


ポットの端の方に生えるホワイトフィグ

ただ、端にあったものだけ発芽したようだ。発芽していない種もたくさん見える。

ブラックフィグやレッドは発芽していなかった。ブラウンターキーはまだ試していない。

今回、成功した発芽の方法とそうでない方法についての状況は以下の通り。

いつもの汎用の発芽促進方法では、例のごとくポリポットに赤玉土を敷き発芽用の土を入れ、屋外で日よけをしてただ置いておくというごく単純なものだが、結構、確実に発芽が成功する一番好きな方法だ。

プラスチックバッグで発芽したものについては、発根のものも含め、早速、汎用と同様のポリポットに移植することにした。さすがにたくさん発芽しているが汎用に比べるとひと手間多い。

プラスチックバッグを使う方法と汎用の方法は効果があることが分かったので、引き続き様子を見たいと思う。

今回成功したプラスチックバッグを使う方法は、種子に同封されていたガーミネーションテクニックの一つであるキッチンタオルをプラスチックバックに入れて冷蔵庫の上に置くという発芽のための方法を少し変えて、温度などを考慮し季節が良いと思い外に置いておいたものだった。

別の方法である指示書どおりのキッチンタオルを使い冷蔵庫の上に置く方法はカビが生えるので場所と方法を少し変えて次回何かの時に試してみたいと思う。

ゼラチンを使う方法は、使ったゼラチンを常温で固形に保つことができず、試すまでもいかなかったが、次回は常温でも固形を保つであろう寒天を使ってみたいと思う。

やはり、手の込んでいる効果的な方法は一筋縄でという訳にはいかなかった。国も違うので細かな環境もだいぶ違う可能性がある。状況を見ながらある程度機転を利かせながら実行する方がうまくいくことがあるということなのかもしれない。

また、いろいろと妄想がふくらみだしたが、まずは、発芽を見ることができて一安心だ。