冬の観察, 山菜, 山葵, 植物観察ノート

根付いたかどうか不明の山用の山葵

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こんにちは。孝太です。

様子は怪しいながらもなんとか生き延びている山用をイメージして土に植えてみた山葵の観察を続けている。



山で山葵を育てる時には土で育てるだろうと想像して手に入れたワサビの小苗を土に植えてみた。

当初、古い葉はすべて急速に萎れて枯れ落ちてしまったが、並行して新しい葉を出してきていたので早々に根付いたかもしれないと楽観視していた。

少し時間が経ってくると土に植えた株の新しく生えてきた葉が次々と萎れ、枯れ始めた。少し目を離していた間に水分不足になったのも大きな原因の一つかもしれないと思うが確証はない。


生きているようで枯れそうでもある土に植えた山葵


結果として気合を入れて他の小さいポリポットに入れていたワサビの子株はほぼ全滅してしまった。

偶然、余った大きめの鉢に寄せて植えておいた余った3株がかろうじて生き残っている株だ。気合を入れて取り組んだものが失敗し、気にも留めていなかったものが成功するという何とも言えない感じ。何故かこのパターンは多い。

この株についても時間が経つにつれ新しく生えてきていた葉が萎れてきている様に見受けられるが、他の枯れてしまった株に比べると何とか生命だけは維持しているというような印象を受ける。

また、中心部分をよく観察すると新しい葉が生えかけているように見える。ただ、他の小さいポリポットの株も新しい葉は生えようとしていた様子だったが努力の途上で力尽きていったというような印象があった。途中経過をつぶさに観察できなかったので本当の様子はよく分からない。

この生き残っていると思しき株については外に出してもうしばらく様子を見ていこうと思っている。

山葵は他の山菜よりも環境の変化に敏感なような気がする。観察をしていても、些細な環境の変化で容体が大きく変わることがあるが、様子の変化の明確な理由が分かりにくく、遂には何とか生き延びていてくれるだけでありがたいと感じるくらいになってしまった。

確実に山に放置栽培できる日は栽培と山の環境の両方の意味で今のところ遠すぎて想像もできないが、手元に生きている株がある間にできる限り山葵さんの生態の感触を掴んでおきたいと思っているところ。