ジャイアントバンブー, 夏の観察, 植物観察ノート

新しい環境で新しい芽を出すジャイアントバンブー

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こんにちは。孝太です。

室内で冬越しに成功したジャイアントバンブーが屋外で環境に合わせた新しい芽を出してきているのが見えた。



冬の観察の時期に屋外に放置してあったジャイアントバンブーの株はすべて枯れてしまった。暖かい地方の植物なのでやはり気温に敏感ということなのかもしれない。

屋内で何とか冬越しに成功した株も冬の観察の後半戦で結構なダメージを受けてしまい息カラガラといった感じで春を迎えていた。これは管理の悪さが大きく影響しているので、環境をもう少し整えればもう少し結果は良くなると思う。

室内で観察をしている間に全体的にダメージを受けていたところに春の強い日差しに遭い、生存が危うい可能性もあると思うところもあったが、まずは、そのまま放置して様子を見ていた。

ここのところ陽気も良くなってきたのでしばらくぶりに様子を見に行ってみると新しい形態の芽が出てきているのが確認できた。

この形態は一番初めに出てくる形態と同じで、種の保存のみを目的としている一番の簡易な形態のような気がする。


環境が変わりまた新しい葉を出すジャイアントんとバンブー


何度目かのチャレンジの末、やっとコツを掴んで昨シーズン中に種子から育てるチャレンジで初めて発芽に成功していた。

冬の時期が近づいた頃、ある程度育ち始めていた株に情が移りダメもとで屋内での冬越しに挑戦しようと株を屋内に移動した時も新しいシュートや新しい棹など環境に合わせて改めて地上部の形態を変化させている様に見えた。

完ぺきではないにせよ何とか冬越しに成功することができたが株は愕然と傷んでしまい、弱っているように見えていた。しかし、今回観察してみたところ新しい葉を出してきている様子があるので冬越しのために鉢を移動したときと同じように環境の変化に敏感に対応すべく新しい形態の芽を新たに出してきているのかも知れないと思わされる。

ジャイアントバンブーは巨竹、象竹と言われる世界最大の竹の品種である。本来は伸び伸びと屈強で巨大な姿に成長できる環境に置いてあげたいと心の中ではいつも思っているが、実際は極端に小さい鉢で管理しているので、その真価を発揮できないまま何とか過酷な環境に対応しようと切磋琢磨している姿を見るとなんだか切なく申し訳ないと思うこともある。

できれば環境のあった地域での地植えで巨大な一族の本領を発揮してくれればこの心も晴れるかもしれない、と叶わぬかもしれぬ願いを妄想に載せ繰り広げているところ。