まとめ,

竹類について

Pocket



こんにちは。孝太です。

栽培する植物で果樹や野菜類と共に興味を持っているのが松と、そして、竹だ。

筍の食用はもちろん、竹細工など楽しみも多い。また、孟宗竹のように根を張っていくタイプのものは、管理が大変な上、遠い将来環境破壊につながる心配もあるが、バンブー類は株立ちするので、土地が確保できていれば遠い将来の環境破壊への心配は少ない。

竹は品種ごとに使い勝手も多様である。以下に今のところ興味がある竹類について言及しておきたいと思う。




以下、現在興味がある竹類について。

・象竹、巨竹、大麻竹、ジャイアントバンブー、Dendrocalamus giganteus

なんといっても一番興味があるのがこの竹。世界最大の竹という触れ込みである。東南アジアでは、街で足場用資材として活躍しているのをよく見かける。また、建築自体にも建築資材として使われる。加工方法も様々だ。30センチ以上の直径になるものもあり、竹工芸品としても見栄えのあるものができそうだ。

筍も巨大で、写真を見ると小さな子供の大きさくらいあるように見えるものもある。調理方法についてはまだ不明だが、日本で食べるような筍のように灰汁をとって煮るだけというよりは、昔よくラーメンに入っていたシナ竹の材料になる麻竹の仲間なので、調理方法もシナ竹の製造方法に似ているかもしれない。日本の筍は主に孟宗竹や真竹だと思うが、この竹の筍は、新鮮なものを生で食べようというわけにはいかないと思わせる外観だ。

沖縄に行ったときに植えられている実物を始めて見た。思ったよりは大きくなかったが、それは、まだ株が若かったからかもしれない。

インターネットで売っている種の中には、全然違う植物の種を巨竹の竹として売っている詐欺的な商品があるので注意が必要だ。性質上、売っている本人も気づいていない可能性があるので、一概に詐欺と糾弾することはできないかもしれない。

・竹蔗、竹糖、細黍

和三盆の原料となる竹で、一般によく見られるサトウキビより少し細めの種類だ。現地ではサトウキビを指す砂糖黍と区別して、細黍と呼ばれていることもあるようだ。日本では南の方で作られている様子であるので、地域性がある可能性がある。

サトウカエデやサトウマツと並び、竹から糖が取れるということで興味がある竹である。

・孟宗竹

日本ではもうおなじみになった大きくなる竹だ。成長が早く、ちゃんと管理するには手間がかかる。また、タケノコ栽培をするならば尚更だ。地下茎を張って伸びていくので管理する人がいなくなり放置されると、森が竹林化して荒れたり、崖崩れなど環境破壊につながる心配がある。

ただ、タケノコは大きくて美味しい。農業としてみても管理が良ければ、多産で効率がよい。時季外れのものや白子筍というような高級なものもある。

・金盟孟宗竹

孟宗竹の中でも模様として黄色い筋が入っているのがこの金盟孟宗竹だ。熊本では天然記念物に指定されているような珍しい竹であるが、稀に市場で鉢上げしたものなどが手に入ることがある。孟宗竹なので、タケノコも食用にできる。

・根曲竹

細い竹だが、タケノコが美味しいと評判である。