夏の観察, 未分類, , 植物観察ノート

生き残ったオオミマツ

Pocket



こんにちは。孝太です。

暫く確認していないうちにほとんどの松の苗が枯れてしまったが、一本だけ辛うじて生き残っている株を見つけた。



枝葉が茶色くなってしまった松の苗の一角に1株だけ緑をのぞかせている株があった。

少し枯れた葉も混じっているように見えるので状況としてはあまりよくないとは思うが、何とか1株だけ生き残っていてくれていたということが心の救いになった。

なかなか常時見ていられないタイミングがあるので致し方ないと思うところもあるが、貴重な株が失われることにはやはりどこか心の呵責を感じる。


何とか生き残っていてくれた大実松の苗


オオミマツは世界で一番大きな松毬をつける品種で種子から発芽にチャンレンジして成功したものが2度目の冬越しを迎えていた。

冬越し以外にも幾度の試練を乗り越えて生き残ってきた松の株たちであったが、今回は耐え難いほどの劣悪な状況が長く続いてしまったのだろうと思う。

途中で気づくことができれば何とかできたかもしれないが、それは言い訳もできず、難しかった。

また、新たに種子を手に入れれば発芽についてはある程度の確率で可能だとは思うので全くの絶望ということではないが、次に同じシチュエーションになった時に解決策がないと不安がある。

ナガミマツや朝鮮五葉、トーリーパインなど他の貴重な種を失ってしまったことも非常に残念に思う。

ただ、一本でも生き残っていてくれるということは、まだ先にチャンスがあるかもしれないと儚い希望を妄想に乗せておこうと思っているところ。