, 植物観察ノート

外で冬を越すオオミマツ

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こんにちは。孝太です。

種から育てるチャレンジで発芽に成功していたオオミマツは外で冬を越す。



オオミマツは、大実松とも表記し、シシマツ、コルターパイン Colter pine、ビックコーンパイン Big cone pine、ピナス・コウルテリ Pinus Coulteriなどの別名、別称、学名がある世界最大の松毬が生る品種である。この種類の世界一とは重さのことを指している。

前期の冬は朝鮮五葉やトーリーパインなどを外に放置していたが特に大きな変化もなく冬を越すことができた。松類は寒さに強いらしく成長が鈍くなる様子はあるものの外で冬を越すことが可能であるという感触がある。

この1年目の苗も外で冬を越してもらうことになっている。


ゆっくりと育つオオミマツの一年生




種子から発芽に成功した幼苗の取り扱いに不慣れなこともあり、初めは根の取り回しや乾燥が原因で数本を失ってしまったが、根が飛び出したり傷んだりしないよう丁寧に植え替えてからは順調に生きながらえていてくれている。

今のところは2-3年この調子で少なくとも自然環境に耐えられる大きさになるまで様子を見たほうが良いかと思い、いずれにせよしばらくは手元に置いて様子を見てみようと思っている。

松の発芽の方法が少し肌感覚として分かってきたこともあり次期は株を増やしたり失った株を補充したりすることが可能だと心の中で思っているので少し気持ちが楽な部分がある。

本来は地植えの道を歩ませてあげられればオオミマツの持つ本来の力強さが活かされることは分かっているが、そういう妄想は儚く打ち砕かれ、なかなか思うようには行かないのが世の常である。